人気の軽自動車で年間の維持費用を算出!ホンダ N-BOX
2020/09/01
ホンダの軽自動車N-BOXは、若者からファミリーそして定年退職されたかたまで幅広い層に支持され絶大な人気を誇っています。
N-BOXのNは、ホンダ初軽自動車で大ヒットしたN360から取られたもの。乗り物(NORIMONO)のNからしゃめいにしたとか。ホンダの軽自動車の販売が低迷していた2000年代に、軽ナンバー1のスズキやダイハツに追いつき追い越せとばかりにテコ入れ開発されたのが、現在好調な販売が続くホンダのNシリーズです。Nシリーズで一番売れているのがスクエアーなフォルムで、積載の能力がとても高いN-BOXです。初代は、2011年~2016年まで販売されその間の2014年度以外は販売台数ナンバー1を独占しています。さらに、販売好調だった初代N-BOXをより良いものを購入者に提供したいため2代目にモデルチェンジを敢行する思い切りの良さ。もちろん2代目の方が初代よりもすべてにおいて上回っているのは当たり前です。
今回は、軽自動車ナンバー1の販売台数を誇るホンダ・N-BOXの年間維持費を考えてみましょう。
目次
N-BOXの新車価格
N-BOXの新車価格2WD(FF)は、141万1300円(G・ホンダセンシング)~180万1800円(カスタムG・EXターボ ホンダセンシング)。
N-BOXの新車価格4WDは、154万4400円(G・ホンダセンシング)~212万9600円(カスタムG・EXターボ ホンダセンシング)。
最も高いカスタムは、200万円以上にもなり、ベゼルのベースグレードよりも高額になります。まぁ、車両代は高くても維持費が格安な軽自動車なら気にならないところでしょうか。
N-BOXの中古車価格
N-BOXの中古車価格は、約54~270万円。平均価格は約151万円です。この中古車価格には現行モデルも入っているので先代モデルなら価格も安くなっているハズです。
N-BOXの税金
NーBOXは軽自動車なので軽自動車税を毎年支払うことになります。軽自動車税は、毎年4月1日に車を所有している人が収める税金です。
税額は、乗用の自家用は1万800円で、営業用は6900円となっています。
また、4ナンバーの貨物用は自家用で5000円で営業用は3800円です。N-BOXの場合は、自家用の1万800円ですね。商用車のN-VANなら貨物用の営業用もあるでしょう。
軽自動車の場合は排気量が660ccなので一律の金額です。5月初旬ころに納税通知書が届き、納付期限は5月末日になっています。
新規検査から13年を経過すると重量税が上がります。重量税は、車検の際にかかる税金です。N-BOXは、2011年発売なので重量税が上がる対象にはまだ何年もなりません。
N-BOXの車検代
N-BOXの車検の法定費用は、自賠責保険料が2万1140円。重量税が6600円。印紙代1100円。法定費用の合計は、4万4210円です。法律で定められているの値段はディーラーでも修理工場でも変わりありません。
次に、車検代行費用と整備費用が約1万5000円掛かります。車検専門の格安からディーラーまで費用に差があります。走行距離が増えてくると交換部品も増えるので車検代も高くなってきます。法定費用+車検代行費+整備費用=5万9210円と、これは走行距離も少なく整備費用がほとんどかからない年式の新しいN-BOXの場合と思ってください。
N-BOXの一年にかかる車検代は、約3万円です。
N-BOXの任意保険
N-BOXの任意保険代として、34才継続11等級(保証される運転者の範囲は、30才以上、本人・配偶者の場合)
エコノミータイプ(車両保険なし) 1万7580円
フルカバータイプ(車両保険あり) 3万3410円
※インターネット割引で、-7000円。
フルカバータイプでインターネット割引きなら2万6410円とかなりお得です。
(参照:https://www.axa-direct.co.jp/auto/goodprice/model_case_car/14.html?cid=a_gaw_005_007&gclid=CjwKCAjwnK36BRBVEiwAsMT8WLrHRiZQ-X-ILqcW8NnS0bK07jblKQ9vYqWN1coU_6YKPmWDA2JcEhoCtxMQAvD_BwE)
N-BOXの燃料代
年間走行距離を1万キロ。ガソリン代は、140円として計算します。
N-boxに搭載されているエンジンはNAの直3DOHCのNA(i-VTEC)とターボの2つ。
i-VTECは、ターボを除くFFに搭載されています。燃費は、JC08モードで27.0km/Lです。新しい燃費モードのWLTCモードでは21.8km/L(市街地19.2km/L 郊外23.3Km 高速22.2km/L)
実燃費では、約17km/Lを達成。
ターボ(FF)の燃費は、25.6km/L(JC08モード)です。またWLTCモードでは20.2km/L。実燃費では15.13Km/Lです。
燃費の良いノンターボのNA(i-VTEC)で、1年間の燃料代を計算します。
10000km÷17km/L=589L 年間のガソリン代
589L×140=8万2460円 (1L=140円)
82460÷12=6872円
1万キロ走行するのに、589Lのガソリンが必要で、年間のガソリン代は8万2460円です。 1カ月では、6872円になります。
N-BOXのオイル交換
オイル交換の目安は、1万kmか1年に一度です。オイルが、劣化すると燃費も悪くなりますし、何よりもエンジンの負担が大きくなり最悪エンジンを壊してしまうこともあります。定期的に、新しいオイルに交換することをお勧めします。
N-BOXに必要なオイル量は2~3L。1Lで約1000円。オイル代と工賃で約3000~6000円です。
1年のオイル交換代は、6000円としましょう。
N-BOXのタイヤ代
タイヤは走行5000kmで、約1mm減ります。タイヤのスリップラインが出てきましたら交換時期になります。だいたい3万~3万5000kmの走行距離が交換時期です。約3年に一度、タイヤ交換となりますね。
N-BOXに使われているタイヤは、ターボエンジン搭載車やカスタムは15インチ。ベースグレード(後席がベンチシート仕様)のNAエンジン搭載車は、14インチとなっています。 グレードによって違うのでホンダのHPや店頭などでサイズを確認することをお勧めします。
ベースグレードに使われている155/65R14 75Sのタイヤサイズ(14インチ)で値段を調べてみます。
価格は、タイヤ1本の値段です。購入する際には×4で一台分です。
ブリヂストン NEXTRY は、2717円
YOKOHAMA ECOS ES31は、3200円
ダンロップ ALL SEASON MAXX AS1 6700円
ブリヂストン ECOPIA EP150 8080円
クムホ ECOWING ES31 1716円
(※参照 https://kakaku.com/item/K0000319117/tire/#tab)
だいたい3000~8000円の幅で、様々なメーカーから販売されています。1万円の限定特価で売り出されてることもある軽自動車のタイヤ。選択の幅が大きくてタイヤ選びで迷いそうですね。
軽自動車の、タイヤ交換に伴う脱着・組替・バランス調整は約5000円です。
タイヤ交換に伴うお金は、タイヤ代を約2万円として2万5000円で、3年に一度の交換なので1年では、8333年になります。
N-BOXのバッテリー代
車の消耗部品のバッテリーは、早ければ3年ほどでダメになってしまうこともあります。平均的なところで、5年使用できるとしましょう。N-BOXのバッテリー価格は約5000~1万2千円です。平均的なところは、約8000円。1年間の費用では、1600円です。
N-BOXのワイパー代
フロント左右セットで約2000~6000円。ワイパーも消耗部品で、2~3年でゴムが劣化してくるので交換しないといけません。ワイパーの経費は、1年1000円とします。
N-BOX 年間維持費のまとめ
N-BOXにかかる1年の維持費は、
FF NA(中古車)の場合
車検代が5万9210円として、3万円
自動車税 1万800円
任意保険料 3万3410円(フルカバータイプ)
燃料代 、 8万2460円
オイル交換代 6000円
タイヤ交換代 8333円
バッテリー代 3000円
ワイパー代 2000円
合計 17万6003円
1カ月にかかる費用は、1万4667円
上で計算したものはN-BOXを所有していれば最低限掛かる費用です。購入費用などまったく計算に入れていません。さらに、駐車場代や洗車代なども考慮していませんので合計金額+αの金額が掛かると思ってください。α(アルファ)は人それぞれで変わってゆきます。
以前やったハスラーの年間維持費は、1ヵ月の維持費が1万3145円でした。まぁ、2000円以内の差なので軽自動車はどれを選んでもほぼ同じなのでしょうね。