人気のハイブリット車で年間の維持費用を算出!-トヨタ- プリウス
ハイブリッドの先駆け的存在ながら、もはや定番中の定番のプリウスの年間維持費を算出してみました。
目次
プリウスの自動車税
プリウスに搭載されるハイブリッドエンジンは、1800ccガソリンエンジン+モーターの1種類のみです。
プリウスの自動車税は、1500cc~2000cc以下の3万9500円となっています。
エコカー減税
新車でプリウスを購入した翌年の自動車税が75%免状(実質1万円)されます。しかし、3年目からは免除がなく自動車税3万9500円を支払わなくてはいけません。
2021年3月までは、現行制度が維持されますがそれ以降はどうなるか分かりません。ただ、環境に優しい車に対する減免措置を唐突に打ち切られるわけもないので制度が変えられて継続するものと思われます。

環境性能割
2019年の税制改革で自動車取得税が無くなった代わりに導入されたのが環境性能割です。
「取得価額」×「環境性能割の税率」=「環境性能割の税額」の計算式があり環境性能割の税率は、クルマの環境性能で決まっています。
新車のプリウスでは、
エコカー減税[100%] + 環境性能割[3%] + グリーン化特例[概ね75%]
A“ツーリングセレクション”(2WD)で、約75,500円です。
環境性能割は、新車だけでなく中古車を購入しても適用されます。
車 検 代
自賠責保険料:2万5830円
印紙代:1100円
自動車重量税:2万4600円
※エコカー減税対象車は0円
以上の法定費用が、5万1530円です。
このほかに、整備代1万6000円
代行料 8000円
その他 1000円
法定費用と手数料を合わせたプリウスの車検費用は7万6531円になります。この金額は、整備代の部品が全くかからない値段なので、車検を通すための部品交換代も考えると実際には9万円~18万円と車検代もそれなりにかかって来ます。
プリウスの任意保険
例1:34才 継続11等級(保証される運転手の範囲:30才以上補償、本人と配偶者)
エコノミータイプ(車両保険なし) 1万7420円
フルカバータイプ(一般車両保険あり)4万4410円
※インターネット割引適用で -9000円
車両保険のないエコノミータイプの保険料が圧倒的に安いです。しかし、もしもの時の保険なら車両保険付きのフルカバータイプの方が安心できますね。
(参考:https://www.axa-direct.co.jp/auto/goodprice/model_case_car/06.html?cid=a_gaw_005_007&gclid=Cj0KCQjw7Nj5BRCZARIsABwxDKI-3mo41Y-nKP70BdIXwYDwj2nCWKA3nkuRny5PzKK-8J5LAuvZorQaAj7nEALw_wcB)

プリウスの燃費
現行モデルの4代目のカタログ燃費は燃費は、39.0Km/L(JC08モード FF)。実燃費は、24.9km/Lと、ハイブリッドならではの燃費の良さが分かります。
現行モデルで登場した4WDの燃費は、34.0Km/L(JC08モード 4WD)。実燃費は、21.7km/Lと、ハイブリッドならではの燃費の良さが分かります。FFに比べ、カタログ燃費で約5km/L、そして実燃費では約3km/Lの差になっているのは驚きです。
暮らしているところによっては、必要な4WDがあるのは嬉しいことですね。
燃費の良いFFの実燃費で、年間の燃料代を計算します。
1年間の走行距離を1万キロとし計算します。
10000km÷24.9km/L=402L 年間のガソリン量
402L×140=5万6280円 年間のガソリン代(1L=140で計算)
56280÷12=4690円 1ヵ月のガソリン代
※最近は、コロナ過でガソリン代が120円代で推移しています。ガソリン代を130円として計算したら、-4020円(5万2260円)になります。
プリウスの新車価格
プリウスのパワーユニットは、1800ccガソリンエンジン+モーターのハイブリッドエンジンのみです。駆動方式は、FFと4WDがありミッションはCVTのみ。
グレードは、S・Sツーリングセレクション・A・Aツーリングセレクション・Aプレミアム・AプレミアムツーリングセレクションがFFと4WDにあります。FFには、最廉価盤のEがありますが、燃費に特化したグレードなので燃費以外では満足できないグレードかもしれません。価格は256万5200円(E FF)~354万3100円(Aプレミアムツーリングセレクション 4WD)。
噂では、2021年末にニューモデルチェンジされるとか。新車購入される方はニューモデルか現行モデるか迷うところでしょう。
プリウスの中古車価格
初代から現行モデルまですでに30年以上売られているプリウス。中古車価格も約10万円から400万円まであるので、希望価格の中古車も見つけやすいでしょう。
2代目プリウス(2003~2009年)の中古車平均価格は約31万円。
3代目プリウス(2009~2015年)の中古車平均価格は約73万円。
4代目プリウス(現行モデル 2015年4~)中古車平均価格は約185万円。
プリウスのタイヤ価格
16インチタイヤのプリウス。様々なメーカから販売れています。格安は、4000円~2万円まで、4本セットで1万6000円から8万円までかなりの幅があります。標準的なところではタイヤ交換工賃すべて含めて4~6万円が妥当なところでしょう。タイヤ交換1式5万円として3年交換では1年間で1万6666円となります。
プリウスのオイル交換
プリウスのオイル交換時期は、標準で1年間または1万5000km。
シビアコンデションでは標準の半分の7500kmか、6ヵ月。シビアコンディションとは、年間走行距離が2万キロ以上、山道などアップダウンの激しい道路での使用などになっています。
オイルの量は、1800ccのエンジンが搭載されているのでそれなりの量が必要になります。
プリウスのオイル交換代は、1年に1回として6000円です。
プリウスのバッテリー代
プリウスには、ガソリン車に搭載されているバッテリーのほかにハイブリッドならではの駆動用バッテリーの2つバッテリが搭載されています。
通常バッテリーは、1800ccガソリン用と同じなのでバッテリー価格は約1万2000円~2万円です。平均的なところで約1万5000円でしょうか。3年持つとして1年間の費用は、5000円です。
トヨタではプリウスの駆動用バッテリーが、5年間もしくは10万キロまでにダメになった場合は、無償で交換しています。いわゆるメーカー保証で、5年間または10万キロで駆動用バッテリー交換するケースはかなり稀になります。約15~20万キロが駆動用バッテリーの寿命のようです。
駆動用バッテリー交換は、工賃を含めて約17万円です。かなり高額な修理になるので違う車に変えるかどうか思い切った決断が必要になるかもしれませんね。
プリウスのワイパー代
左右セットで約2000円の特価品からザクザクあります。バックドア用も入れた3本セットで高価なものは6000円。消耗部品のワイパーなので価格は激安特価から高価なものまで実に様々ですね。ワイパーの経費は、1年2000円にします。

ま と め
プリウスにかかる1年の維持費は、
ハイブリッド(中古車)の場合
車検代が7万6531円として、3万8266円
自動車税 3万9500円
任意保険料 4万4410円(30才以上 フルカバー)
燃料代 5万6280円
オイル交換代 6000円
タイヤ交換代 1万6666円
バッテリー代 5000円
ワイパー代 2000円
合計 20万8122円
1カ月にかかる費用は、1万7344円
年間の維持費としては、前回のC-HRの年間維持費20万0948円で、1カ月にかかる費用は1万6746円と、1200ccガソリン(ダウンサイジングターボ)とほぼ同じ維持費になりました。まぁ、車格的にはプリウスの方がセダンなので大人4人乗車には向いていますが、、。プリウスの新車購入ならばエコカー減税で3年目まではお得。ハイブリッドのプリウスなら燃費もよくお財布にも地球環境にも優しいので社会に貢献してる度がアップしますね。