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軽自動車と普通車の違い!維持費は?税金は?

      2020/05/26

軽自動車と普通車の違い!維持費は?税金は?

軽自動車と普通乗用車の違いとは?何でしょうか。

軽自動車のサイズとエンジン

軽自動車と普通乗用車のサイズについて比べてみましょう。軽自動車のサイズは、長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下です。エンジンの排気量は、660ccとなっています。
現在の軽自動車の規格は、平成元年に排気量が550ccから660ccに拡大されました。その後平成8年に長さが3.3mから3.4mへと大きくなっています。

軽自動車のエンジン排気量は、360cc(昭和29年)から550cc(昭和50年)と拡大されそれに伴いボディサイズも拡大されて来ました。

軽自動車のエンジン排気量が、660ccとなってからの最高出力は、メーカー自主規制値64PSが、暗黙の了解となっていてそれを上回るモデルは登場していません。

技術的には、660ccで64PS以上の最高出力を発揮させるのは無理がありませんが軽自動車の安全性を考えてあえて馬力据え置きになっているようです。普通自動車のメーカー自主規制値の最高出力は280PSでしたが2004年発売のレジェンドが300PSで登場して終焉を迎えました。

軽自動車のエンジンも、昭和の頃は2ストロークのエンジンも多くありましたが550ccにエンジン拡大される頃には4ストロークの3気筒・4気筒エンジンが主流となりました。さらに平成に660ccに拡大されると4スト4気筒エンジンはコスト面からダウンサイジングされ3気筒エンジンが主流となってしまいました。80年代のターボエンジン登場から現在まで軽自動車でも高性能エンジンにはターボが搭載されています。

最近では、電気自動車の三菱・i-moveや、スズキのエネチャージなどモーターアシストするマイルドハイブリッドも登場していますが、普通乗用車(プリウス・アクアなど)にあるストロングハイブリッドは登場していません。

※画像は、ja.wikipedia.org › wiki › ホンダ・N-BOX より引用。

小型乗用車と普通乗用車のサイズとエンジン

小型乗用車の大きさは、長さ4.7m、全幅1.7m、全高2.0m以下で、ガソリンエンジンの場合は2000cc以下の排気量。この基準を一つでも上回るものが普通乗用車に分類されます。乗車人数は10人以下の9人までです。ナンバープレートの5ナンバーが全幅1.7以下の小型乗用車で、それ以上が3ナンバーの普通乗用車になります。

昭和の頃は、3ナンバーは税金が高くて庶民には手が届かない高価な車でした。しかし、バブル景気でシーマ現象などビックセダンが人気を博していた頃、3ナンバーの税制緩和が進み次第に国産車のボディも大きくなりました。

エンジン排気量は、軽自動車の660cc以上でコンパクトカーなら1000ccでしょうか。モータースポーツのベース車両に使われている車には900ccとか半端な排気量のモデルも存在しますがモータースポーツのレギュレーションから規定から係数をかけても不利にならないように排気量が少なくされています。

省エネとダウンサイジングが進む最近では、1500ccエンジンは4気筒エンジンから3気筒エンジンが主流となってきています。大排気量エンジンも随分と少なくなり、直6エンジンは2000年代に日産とトヨタともに生産中止となり現在は6気筒エンジンはV6が主流です。

さらに、プリウスに代表されるストロングハイブリッドが主流となってガソリンエンジンとハイブリッドエンジンを選べるモデルが多くあります。

※画像は、https://www.mazda.co.jp/cars/mazda2/より引用。

税金の違い

車を維持するのに毎年かかる自動車税で比べてみます。

軽自動車 

乗用(自家用) 1万800円

乗用車

  
エンジン排気量によってかわります。
1000cc以下      2万9500円
1000~1500cc以下   3万4500円
1500~2000cc以下   3万9500円
2000~2500cc以下   4万5000円
2500~3000cc以下   5万1000円
3000~3500cc以下   5万8000円
3500~4000cc以下   6万6500円

※軽自動車と乗用車ともに初期登録から13年を越える車には税額が上乗せされ年を経るごとに高くなってゆきます。

軽自動車と小型乗用車の違い

具体的な例で、違いを確かめてみます。

軽自動車 

N-BOX G・EXホンダセンシング(164万2300円)
N-BOXの軽自動車税は3年間で3万2400円。N-BOXはマツダ2よりも5万9100円安いです。環境性能割は、N-BOXが2020年度燃費基準プラス10%を達成して非課税です。軽自動車の自賠責保険料は2万6280円です。

小型乗用車

マツダ2・15Sプロアクティブ(169万4000円)
自動車税が1001〜1500ccの区分で3年間なら9万1500円。マツダ2の環境性能割は2万7700円です。小型/普通車の自賠責保険料は3万1600円。

燃料代・メンテナンス代

軽自動車

N-BOX G・EXホンダセンシング
ガソリン価格を145円として、WLTCモードのガソリン燃費で、3年間3万キロ走行するのに必要な燃料代は20万円です。

車のメンテナンスとしてオイル交換2回(エレメント1回交換)タイヤ交換1回のなど、購入時の諸費用等合わせた金額は38万3250円。

小型乗用車

マツダ2・15Sプロアクティブ

ガソリン価格を145円として、WLTCモードのガソリン燃費で、3年間3万キロ走行するのに必要な燃料代は22万9000円です。

車のメンテナンスとしてオイル交換2回(エレメント1回交換)タイヤ交換1回のなど、購入時の諸費用等合わせた金額は55万7970円。

N-BOXとの差は、17万4720円です。

今や新車価格は、それほど変わらなくなった軽自動車とコンパクトカー。しかし、排気量やボディサイズも倍以上大きなコンパクトカーは、維持費が軽自動車以上かかるのは致し方ないことかもしれませんね。

まとめ

維持費など経費のみで比べるなら断然、軽自動車が有利です。何にもこだわりがなく下駄代わりに乗れればよいと思われる方には、軽自動車で十分でしょう。

しかし、クルマにステイタスやくつろぎやおもてなしを求めるならば小型乗用車や普通乗用車にするべきでしょう。

排気量が660ccしかないノンターボのエンジンでの、高速道路や峠道のドライブはエンジンに運転は余裕がなく大変です。すこしでも、余裕を求めるならばターボ搭載車にすべきでしょうね。

まぁ、足代わりになればよいと考えるか、余裕をうるおいあるものと考えるかは個人の自由でしょう。

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