車の一時抹消手続きまとめ!必要書類・費用は?
2020/03/04
新しい季節を迎えるころに、生活環境が変わってしまい現在使用中の車がしばらく乗れなくなった場合、例えば半年以上の出張、1年もしくはそれ以上の転勤、または病気や怪我で長期入院しなければいけなくなった場合など車をそのままにしておくと使用していないのにも拘わらず税金が発生します。さらに車検期間も無駄に消費してゆくことになります。
まぁ、1~2か月ほどならそのままでも問題ないかもしれませんが半年、1年さらに長くなるともったいないお金がどんどんかかってしまいますね。
そんなときは、所有している車の一時抹消登録を行えばお金の節約になります。車を使用しても使用しなくても自動車税・自動車重量税・自賠責保険料は支払わなくてはいけません。一時抹消登録を行えば、もちろん自動車税などはかかりません。
今回は、車の一時抹消手続きのお話ししましょう。
一時抹消登録に必要な書類
手続きに先立って事前に用意しておかなければならないものは、
①所有者の印鑑証明書は、発行日から3ケ月以内のものです。
②車検証。
③ナンバープレート
④所有者の実印(印鑑証明書と同じもの)
印鑑証明書は、役場の窓口か最近ではコンビニでも取り寄せられますね。ナンバープレートは前後とも必要になります。ナンバーを外してしまうので、一時抹消登録する車には手続きのために役所へは乗っていけません。実印と印鑑証明書は、必ず一致するものを持って行きましょう。
当日に用意する書類は、手数料納付書・一時抹消登録申請書・自動車税、自動車取得税申告書 (地域によるため管轄の運輸支局に確認が必要)。役場の窓口で、用意出来ます。
車の所有者本人が手続きできない場合は、委任状が必要になります。
陸運支局で一時抹消登録
陸運支局の休みは、土・日・祝日です。月曜日から金曜日の平日しか窓口は開いていません。月末などは窓口が混みあい時間がかかることもあるので時間には余裕をもって行くようにしましょう。
事前に必要な書類がそろったら、手続きに必要なお金を用意し、返納するナンバープレートを外して持参します。
陸運支局の窓口に行き、次の手続きをします。
①一時抹消登録申請書の購入
②一時抹消登録申請書の記入
③登録手数料の支払い
④ナンバープレートの返納
⑤必要書類の提出
⑥登録識別情報等通知書の交付
次に、運輸支局内の税事務所に一時抹消の申告します。保険の解約手続きを行い、税金の還付手続きを行います。
行政書士に依頼
一時抹消登録手続きは、行政書士に依頼してやってもらうことも出来ます。もちろん、その分の費用も掛かりますが時間がない方にとっては助かることでしょうね。廃車にすることが決まっているなら廃車買取業者に依頼する方法もあります。
一時抹消登録証明書
一時抹消登録手続きが無事終われば一時抹消登録証明書が発行されます。一時抹消登録した車を再び使用する時は再登録になります。また、再び使うことなく解体してしまうときは永久抹消登録になります。いずれの場合も、一時抹消登録証明書が必要になるので、決して紛失してしまわないように大事に保管して置きましょう。
費用は?
手数料納付書に、添付する検査登録印紙が350円です。地域によって違いますが、
印鑑証明書が、300円~400円になります。二つ合計で、650円~750円です。また、行政書士に依頼すると約5000~8000円かかるようです。
注意するところ
紛失や盗難などで、ナンバープレートや車検証が返納出来ない場合は、「理由書」が必要になります。
車をローンで購入している場合は、所有者が自動車ディーラーやクレジット会社になっていることがあります。 一時抹消を行うには、事前に「所有権解除」を行う必要があるので車検証の所有者名に注意しましょう。
車検証の住所と、現住所がことなる場合は住民票が必要になります。また、車検証に記載されている氏名と違う場合は、戸籍謄本が必要になります。